僕は、Macintoshの大きな功績が「DTP(desk-top publishing)」の提案にあったとみている。キヤノンのレーザー・プリンター技術を使って「LaserWriter」を開発し、パソコンと組み合わせた文書作成・印刷のシステムという流行を作り出した。
当時、手紙を書く際には米IBM社製のセレクトリック・タイプライターを使うことが一般的だったが、それを駆逐する端緒となったのは、LaserWriterがMacintoshとほぼ一体のシステムだったからだ。出版物(文書)の編集をはじめ、音楽や映像といった「メディア」の編集をコンピュータ技術で変革するという背骨は、Jobs氏が世に問う製品に一貫して存在した。
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うん、このApple LaserWriterについての西和彦氏の評価は賛成するな。
あのPostScriptプリンタがあったから、DTPという概念が立ち上がり、(Adobeという会社が生まれ育ち)PhotoshopやIllustratorやPageMakerやQuarkExpressが出てきて、プロのクリエイティブ市場というのが生まれて、それが後にFinalCutやProToolsなどの映像や音楽のプロの製作者のマーケットの成熟化につながっていったのだから。
(via kashino)
DTPの概念はもっと前からあって印刷会社は高価な専用機を(数億ですね)買ったりしていたんだけど、ジョブズの功績により、「なんだMacでできるじゃん」ということになっちゃった。それ自体は悪いことではないんだけど、デザイナークラスタが犯した最大の失敗点は「DTPは便利なツールですよ」ではなく「DTPだと安くできますよ」とやっちゃった所。日本ってコストダウンドライブだと有無を言わさず実現しちゃうので、これが今に至る印刷不況の遠因といえなくもない。でもテクノロジーとはそういうもの。そうして版下屋さんはなくなり、エアブラシ吹く職人さんもいなくなったし、カタログのレベルは格段に下がったけど、それで人が死んだという話は聞いたことがない。広告物とはそういうものでもある。それでいいんだよね。新しいビジネスを開発しなかったほうが悪い。
(via keisuh)